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甲状腺炎|甲状腺の病気について

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 甲状腺におこる炎症で、多くの場合、甲状腺の腫れ(甲状腺腫)を伴います。甲状腺炎の中で、もっとも多いのは慢性甲状腺炎(橋本病)で、次に多いのが亜急性甲状腺炎です。

 慢性甲状腺炎は、甲状腺の細胞成分に対する自己抗体ができ、それが甲状腺で炎症をおこすためのいわゆる自己免疫疾患です。男女比は1対15で、かなりの割合で女性が多いのが特徴です。比較的多い病気で、日本の患者数は10万人以上いるものと言われています。症状としては、多くの場合、甲状腺が全体的に大きく腫れるだけです。そのため、かなり大きくなるまで気づかないことが度々あります。著しく大きくなると、頸部(けいぶ)に圧迫感を生ずることがり、患部が硬いために癌と間違えられることもあります。
 亜急性甲状腺炎は、何らかの影響により甲状腺が破壊され、甲状腺ホルモンが血液中に一気に流れ込みます。そのため一過性の甲状腺機能亢進症を引き起こします。原因はいまだ不明のままで、ウイルスではないかとも言われています。



無痛性甲状腺炎

 無痛性甲状腺炎は何らかの原因によって甲状腺の細胞が壊れ、甲状腺に貯められていた甲状腺ホルモンが血中に漏れでてくるため、一時的な甲状腺機能亢進症を引き起こす病気です。

 名前の通り痛みはありません。この病気は自然に治る病気ですが、病気の後に永続性の甲状腺機能低下症のきっかけになる方もいらっしゃいます。出産の後や過去にバセドウ病にかかっていた方、それらと関係なくかかる方もいます。また、何度も繰り返す方もいます。
 この病気は、慢性甲状腺炎(橋本病)をもともと持っている方がかかりやすいと言われています。自己免疫性の病気ともウイルス性とも言われていますが、原因はまだわかっていません。


亜急性甲状腺炎

 甲状腺の病気のほとんどは、甲状腺がはれても痛みはありません。しかし、中には亜急性甲状腺炎のように痛みを伴う甲状腺の病気もあります。
 「亜急性」とは、急性より長く続くという意味です。あくまでも亜急性であり慢性化になることはありません。甲状腺がはれて痛みがあるため驚く人も多いと思いますが、甲状の病気の中では比較的治りやすく、再発することはほとんどありません。
 亜急性甲状腺炎も他の甲状腺の病気と同様、女性の方のほうが罹患しやすく男性の約12倍とも言われています。年齢は、30歳代、40歳代の女性に圧倒的に多い病気です。
 亜急性甲状腺炎の原因はいまだ分かっていませんが、よく鼻やのどの炎症に続いて起こることがあり、ウイルスが原因ではないかと言われています。季節的には夏に多いですが、寒い時期にもみられます。しかし、ウイルスが原因ではないかといっても、他人に感染する危険性はありません。


慢性甲状腺炎(橋本病)

 橋本病は、九州大学の外科医であった橋本策博士が1912年(大正元年)に、世界で初めてこの病気に関する論文をドイツの医学雑誌に発表したために、博士の名前にちなんでつけられた病名です。橋本病は「慢性甲状腺炎」ともいいますが、この名はこの病気の成り立ちに由来するものであり、甲状腺に慢性の炎症が起きている病気という意味で、このように呼ばれることもあります。
 甲状腺の病気は、女性の方がかかりやすいものと言われていますが、橋本病は甲状腺の病気のなかでもとくに女性に多く、男女比は約1対20~30近くにもなります。また年齢では20歳代後半以降、とくに30、40歳代が多く、幼児や学童は大変まれです。
 橋本病は、甲状腺に炎症が起きている病気ですが、「自己免疫」の異常が原因で起きる炎症です。自己免疫で起こる病気はいくつかありますが、何がきっかけでこのようなことが起こるのか、いまだにはっきりしていません。橋本病はある種のリンパ球が甲状腺組織を攻撃して起こるともいわれています。


急性化膿性甲状腺炎

 急性化膿性甲状腺炎は細菌感染による甲状腺やその周囲の急性炎症です。症状は、甲状腺の腫れに伴い強い痛み、発熱があり、食事をとったり唾を飲みこむと痛みが増強します。12歳以下の小児に多くのが特徴です。治療としては抗生物質の投与、排膿をすれば容易に炎症が治まりますが、感冒や扁桃腺炎などに引き続いて炎症が再発することが少なくありません。
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