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2、甲状腺ホルモンの働き|甲状腺の病気について甲状腺ホルモンには、新陳代謝と高め摂取したたんぱく質、脂肪、炭水化物を代謝し体組織を作る働きや、エネルギーを作る働きを促す働きがあります。そのため、胎児の発育に重要な働きをしたり、子どもの成長に重要な役割を持っています。甲状腺ホルモンは、ヨウ素(ヨード)の元素を4つ持っているサイロキシン(T4)と、3つ持っているトリヨードサイロニン(T3)の2種類があります。甲状腺ではおもにサイロキシン(T4)を作り、このサイロキシン(T4)が肝臓などにいってトリヨードサイロニン(T3)になり、これがホルモンとしてのの働きをします。 また、血液中の甲状腺ホルモンの分泌量を常に最適量に維持できるよう、脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンによって調整されています。甲状腺刺激ホルモンは甲状腺を刺激し甲状腺ホルモンを分泌させる働きを持っています。 |
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甲状腺ホルモン:サイロキシン(T4)甲状腺ホルモン:サイロキシン(T4)は、甲状腺から分泌されるホルモンで、糖、蛋白、脂質の代謝を促進して新陳代謝を盛んにしたり、交感神経の活動を活発にしたり、成長や発達を促進に関与しています。サイロキシン(T4)は血中ではそのほとんど(約99%)が、甲状腺ホルモン結合蛋白(TBG、アルブミンなど)と結合しています。甲状腺ホルモン結合蛋白と結合している T4は体内でホルモンとしての作用は発揮せず、甲状腺ホルモン結合蛋白と結合していないわずかなT4(約0.03%)、すなわちFT4(遊離サイロキシン)がホルモンとしての作用を発揮します。 遊離サイロキシン(FT4)の約80%は、末梢の細胞で FT4 から FT3 に変換されてホルモンとしての作用を発揮します。尚、遊離トリヨードサイロニン(FT3)のほうが遊離サイロキシン(FT4)よりも即効性で4~5倍の働きがあります。 甲状腺ホルモン:トリヨードサイロニン(T3)甲状腺ホルモン:トリヨードサイロニン(T3)は、甲状腺から分泌されるホルモンで、糖、蛋白、脂質の代謝を促進して新陳代謝を盛んにしたり、交感神経の活動を活発にしたり、成長や発達を促進に関与しています。トリヨードサイロニン(T3)は、血中の約99%が甲状腺ホルモン結合蛋白(TBG、アルブミンなど)と結合しています。 甲状腺ホルモン結合蛋白と結合しているT3は、体内でホルモンとしての作用は発揮せず、甲状腺ホルモン結合蛋白と結合していないわずかなT3(約0.3%)、すなわちFT3(遊離トリヨードサイロニン)がホルモンとしての作用を発揮します。 同じ甲状腺ホルモンであるT4はすべてが甲状腺から分泌されますが、T3の場合、甲状腺から分泌されるのは20%程度で、残りの約80%は、末梢組織でT4からT3へ変換されて作られます。 尚、遊離トリヨードサイロニン(FT3)のほうが遊離サイロキシン(FT4)よりも即効性で4~5倍の働きがあります。 甲状腺ホルモンの作用と分泌調整について分泌調節甲状腺ホルモンの分泌量は、いくつかのホルモンによって調節されています。代表的なものとしては、下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモン (TSH、サイロトロピン) です。甲状腺刺激ホルモンは、甲状腺濾胞内に蓄積されたサイログロブリンが濾胞上皮細胞内へ再吸収されるのを促進する。サイログロブリンは、細胞内のリソソームで消化を受け、甲状腺ホルモン(T3またはT4)が遊離し、濾胞の外側に放出され、これが毛細血管より血中に入り全身に還流する。濾胞上皮細胞内で遊離した甲状腺ホルモンは、そのあと細胞内で蓄積されないため、甲状腺刺激ホルモンの刺激により、血中への分泌量が増加します。甲状腺刺激ホルモンの分泌量は、間脳の視床下部から放出される甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン (TRH) によって調節されています。 ホルモンの作用甲状腺ホルモンの作用は、完全な解明はされていませんが、現在、甲状腺ホルモン受容体蛋白質を介して起こると考えられています。甲状腺ホルモン受容体は、全身のほとんどの細胞に存在しているため、実質上、甲状腺ホルモンの標的器官は全身のすべての細胞といえます。甲状腺ホルモン受容体は核内受容体であり、ホルモンと受容体が結合すると、その複合体は核内DNAに結合し、特定のRNAの転写活性を調節します。恒温動物では、甲状腺ホルモンの作用により、全身の各細胞では呼吸量、エネルギー産生量が増大する。全身の細胞での基礎代謝量の維持または促進が起こります。 甲状腺ホルモンは、サケ科などの魚類では海への降下時、海水適応を起こさせたり、両生類では、幼生から成体への変態を促進させ、鳥類では、季節ごとの換羽を起こしたりするホルモンとしても知られています。 |
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1、甲状腺の構造と働き | 2、甲状腺ホルモンの働き | 3、甲状腺の検査 |
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