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亜急性甲状腺炎の原因・症状・治療|甲状腺の病気について

亜急性甲状腺炎の原因・症状・治療|甲状腺の病気について

甲状腺の病気のほとんどは、甲状腺がはれても痛みはありません。しかし、中には亜急性甲状腺炎のように痛みを伴う甲状腺の病気もあります。
 「亜急性」とは、急性より長く続くという意味です。あくまでも亜急性であり慢性化になることはありません。甲状腺がはれて痛みがあるため驚く人も多いと思いますが、甲状の病気の中では比較的治りやすく、再発することはほとんどありません。
 亜急性甲状腺炎も他の甲状腺の病気と同様、女性の方のほうが罹患しやすく男性の約12倍とも言われています。年齢は、30歳代、40歳代の女性に圧倒的に多い病気です。
 亜急性甲状腺炎の原因はいまだ分かっていませんが、よく鼻やのどの炎症に続いて起こることがあり、ウイルスが原因ではないかと言われています。季節的には夏に多いですが、寒い時期にもみられます。しかし、ウイルスが原因ではないかといっても、他人に感染する危険性はありません。




亜急性甲状腺炎の症状

 亜急性甲状腺炎は、甲状腺のはれ(甲状腺腫)とともに痛みや発熱があります。甲状腺のはれは、全体に硬くはれて痛むこともありますが、たいていは左右どちらか1カ所が硬くはれ、押すと痛みがあります。時には、触ると極強い痛いこともあります。耳の後や奥歯の痛みとして感じることもありますので、耳や歯の病気と思われることもあります。また痛みとはれの部位は、しばらくすると右から起こったものは左へ、左から起こったものは右へと移動することもしばしばあります。
 亜急性甲状腺炎の多くは、甲状腺の機能亢進を伴います。そのため、バセドウ病と同じように動悸や息切れ、発汗、倦怠感などの症状が現れますが、バセドウ病とは亢進症のメカニズムが異なります。亜急性甲状腺炎の場合は、炎症によって甲状腺の組織が破壊されることで、甲状腺に蓄えられていた甲状腺ホルモンが急激に血液中に流れ出して濃度が高くなります。
したがって、甲状腺機能の亢進が長期に続くこともありません。


亜急性甲状腺炎の検査(診断)

亜急性甲状腺炎の臨床症状による診断

亜急性甲状腺炎の症状は、炎症によるものと甲状腺中毒症によるもの分けることができます。

炎症全身症状
 発熱や倦怠感、筋肉痛などの全身症状を呈することがあります。発熱は通常は38度程度ですが、時に40度に達することもあります。。局所症状甲状腺腫に伴う前頚部(のど仏下)の痛みおよび腫瘤(はれ)を認めます。痛みは下顎から耳介に放散することもあり、またしばしば経過途中で対側に移動します。また前述の通り、しばしば上気道感染症状が先行して認められます。

甲状腺中毒症
 破壊性甲状腺炎に伴い、甲状腺ホルモンが血液内に漏出することで、動悸、息切れ、多汗、体重減少、手指のふるえなどの甲状腺中毒症状が認められます。そのため、甲状腺中毒症状は一過性で、3~6週間で消失し、20~30%の患者で、甲状腺中毒症から回復した直後に、一過性の甲状腺機能低下症が見られます。

検査所見

・赤血球沈降速度(ESR)の著明な亢進(ときに100mm/時以上)
・C反応性蛋白(CRP)の高値
・白血球数は正常ないし軽度高値
・甲状腺機能検査破壊性甲状腺炎に伴い、病初期にはトリヨードサイロニン(T3)が高値
(バセドウ病に比べると軽度で、T3/T4比は20以下と低いことが多く、バセドウ病との鑑別点の一つ)
・下垂体では反応性に甲状腺刺激ホルモン(TSH)の産生が抑制
・甲状腺組織破壊により、甲状腺放射性ヨード摂取率は著しく低下

超音波検査

頸部超音波断層検査(エコー)では、圧痛のある場所に一致して低エコーとなる[4]。


亜急性甲状腺炎の治療

 甲状腺ホルモンの上昇は自然軽快しますので、自覚症状の強さに応じて対応します。疼痛も軽度で、甲状腺ホルモンの上昇も軽度の場合は、経過観察のみ。甲状腺ホルモンが高く、動悸、手指振戦(手の震え)、発汗過多といった症状が強い場合は、βブロッカー(頻脈を抑える薬として使用されますが、振戦などにも効果があります)という種類のお薬で症状を緩和することができます。疼痛がある程度認められる場合は、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)で疼痛のコントロールを試みたり、さらに痛みが強かったり、高熱を認めたりして自覚症状が強いときはステロイドを投与することもあります。

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